バイビットのハッキング被害&米5州におけるBTC準備金法案廃案を背景にした失望売りは、一旦一服した印象が強い。ただまだ底打ち→反発と決めつけるには材料不足の感が強く、下げ渋っているだけであり戻りそのものは鈍い。現時点ではあくまで自律反発(利益確定買い戻し)と見るのが妥当といえよう。
それでも短期サイクル的には、もう一段値を戻してもおかしくないところだ。特に60分足MACDは0ラインと乖離した水準にて舳先を上方向に転じており、MACDシグナルともすでに交差している。そうなるとその雲から明確に下放れた60分足・一目均衡表にしても、その雲との乖離具合が意識されてもおかしくないところだ。まだ雲上抜け→上値模索回帰となるかは不明といわざるを得ず、下値を固めたといい難い状況ではあるが、その期待は膨らむと見たいところだ。あくまでポジション調整の一環かもしれないが…。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)25日安値12,741,418円を下値支持線、21日高値14,942,771円を上値抵抗線とする。
(2)前記支持線を下回ると、昨年11月7日安値11,406,106円が次の下値メドということになる。そしてさらに下回ると、同11月4日安値10,145,952円を窺いにかからないとも限らない点には注意が必要だ。ただし往き過ぎ感は見え隠れする中、本稿執筆時は緩やかながらも下げ幅を削っている。冒頭で記したように自律反発の可能性はゼロではないが、ウクライナ鎮静化への期待感や、米10年債利回りの低下傾向は材料としては悪くはない。もう一段の下値模索は懸念しつつも、下げ止まり少なくとも下げ渋りが先行する展開を想定したいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、13日高値15,102,458円を経て、4日高値15,843,300円へ戻す展開が期待されるところだ。ただし昨日までの急落で、そこまではかなりの値幅が存在している。さらに上回ると、1月31日高値16,374,531円を経て、史上最高値となる1月20日高値17,050,664円に向けて動き出さないとも限らないが、それを期待するのは前記抵抗線を明確に上抜いてからでも遅くはなかろう。
《14:50》
《概況はBTC欄参照》
動き方・形状共に、本日もBTCとほぼ同じだ。いや下げの主因がBTCであり、こちらは引っ張られただけの感があるだけに、戻りは比較的大きい。まだ下げ止まりを確認できたわけではなく、安易な安値拾いは控えておくべきだろうが、結局日足ベースのネックラインを割り込んではいない。期待の募る局面と見たいところだ。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)25日安値344,125円を下値支持線、21日高値426,668円を上値抵抗線とする。
(2)前記支持線を下回ると、9日安値379,895円が次なる下値メドということになる。そしてさらに下回ると、3日安値321,430円を経て、昨年9月16日安値315,854円/同9月6日安値304,490円を窺いにかからないとも限らない点には注意が必要だ。ただしこれらはいずれも強力なネックラインを形成しており、事実昨日もその一番上のラインにも届いていない。ETH単独の動意は想定しづらく、BTC下落の際にはさらに引っ張られないとも限らないが、下値は限定的と見たいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、1月6日以降の半値戻し455,043円が次の上値メドということになる。そしてさらに上回ると、同61.8%戻し486,575円を経て、50万円の大台/1月31日高値とほぼ同水準となる同24日高値534,005円を窺わないとも限らない点には注意が必要だ。ただし現時点では、まだ下げ止まりを確認できたわけでない。下げ止まり→反発の期待は大きいものがあるが、それを囃すにはもうしばらく成り行きを確認する必要があろう。
《14:55》
《概況はBTC欄参照》
動き方・形状はBTCと、つまりETHとほぼ同じといえるが、戻りはETHよりもさらに大きい。値の軽さという特性+引っ張られただけという点が機能していると見られるが、これをより下値がしっかりと見るか?それとも往き過ぎと見るか?前者の期待の大きいとは考えるが…。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)引き続き、3日以降の上昇に対する61.8%押し15,552円を下値支持線、22日高値19,196円を上値抵抗線とする。
(2)前記支持線を下回ると、6日安値14,778円が次なる下値メドということになる。そしてさらに下回ると、3日安値12,225円まで主だった下値メドが見当たらず、窺いにかからないとも限らない点には注意が必要だ。ただし昨日も前記支持線手前で下げ渋ったように、まだ下値メドとして機能している可能性は高い。ネックラインとなる3日安値にしても、長い下ヒゲを伴ったローソク足を描いたことで、目先の底を打った可能性は高い。さらに下回ると、1万円の大台を経て、昨年11月4日安値9,720円を窺う展開も想定せざるを得なくなってくるが、それはこれらを明確に下回ってからでも遅くはなかろう。
(3)前記抵抗線を上回ると、19日高値20,937円が次なる上値メドとなる。そしてさらに上回ると、1月18日高値21,576円を経て、同17日高値21,828円に向けて動き出さないとも限らない点には注意が必要だ。ただし昨日の下げで下げ止まったと確認できたわけではなく、日足・一目均衡表の雲下限付近で下げ渋っているに過ぎない。値の軽さという特性もあり期待は大きいものがあるが、現時点ではまだ下げ止まりの有無をしっかりと確認したいところだ。
《15:00》
《概要はBTC欄参照》
こちらもETHとほぼ同じ動き方・形状だ。つまり引っ張られただけという感が強く、それだけに戻りは大きく、日足ベースのネックラインもわずかに下回ったに過ぎない。まだ下げ止まりを確認できたわけではないが…。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)25日安値40,317円を下値支持線、21日高値49,454円を上値抵抗線とする。
(2)前記支持線は昨年9月6日安値をわずかに下回ったに過ぎず、まだ下値メドとして意識されている可能性は高い。それだけに明確に下回ると、同8月5日安値37,728円まで主だった下値メドは見当たらず、ストップロスを絡めながらさらに値を落とす可能性も否めないところだ。ただし暗号資産全体が戻しつつあるように、すでにいい水準まで下落した印象も強い。ファンダメンタルズ的にはまだ芳しいとはいいがたいが、テクニカル的には下値はしっかりと見たいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、1月31日以降の下落に対する半値戻し54,364円が次なる上値メドということになる。そしてさらに上回ると、同61.8%戻し57,528円を経て、大台とほぼ重なる1月17日以降の下落に対する半値戻し59,275円辺りまで押し戻される展開も期待されるところだ。ただしファンダメンタルズ的にはまだ芳しいとはいいがたく、現在は自律反発の可能性も否めない。値の軽さという特性を踏まえれば、反発時には値幅がより大きくなる可能性はあるものの、現時点ではまず下げ止まりをしっかりと確認する必要があろう。
《15:10》
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