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マネパ為替分析 日刊レポート

コラム連載 終了のお知らせ

マネーパートナーズによるコラム連載は、2025年2月28日をもちまして終了させていただくこととなりました。
各連載の最終回は次の日付となります。

実践トレーディング 2月28日夕版
マネパ為替分析 日刊レポート 2月28日
外貨投資 転ばぬ先の智慧 2月17日[終了]
YEN蔵の外国為替見聞録 2月17日[終了]
今週の為替相場、武市はこう見る 2月25日[終了]
為替大観 2月26日
暗号資産レポート 2月28日夕版
ゴールドレポート 2月28日夕版

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目先は“もう一段”が意識されやすい…!?

2025年01月16日

◆ “巻き戻し”先行… - “156円割れ”

植田日銀総裁も『次回会合で利上げ実施するか判断』と発言し、「日銀1月利上げ観測」が息を吹き返しました。
このため前日の“最弱通貨”から一転して円は“最強通貨”となり、“円買い(戻し)”が進行しました。
一方で前日の米PPIに続き、昨日の米CPIも“予想を下回り(コア+0.2%/+3.2%)”、後退していた「米利上げ観測」も巻き戻されつつあります。
この影響で米10年債利回りが“急低下(→4.63%)”する中、“ドル売り(戻し)”も目立っています。
こうして“158円台”でスタートしたドル円は、NYタイム序盤には“156円割れ(安値は155.932円)”へと値を落とすに至っています。


◆ 「日米金利格差は当面高水準を維持」との見方は残存するが・・・?

もちろん日銀が利上げを実施したとしても、“最小幅(0.25%利上げ)”に留まる可能性が高いと見られます。
このため「日米金利格差は当面高水準を維持」との見方を逸脱する可能性は低く、“過度な下値期待”は禁物といわざるを得ないのが実状といえます。
また米PPI/CPIも“弱め”だったとはいえども、“前年比は伸び拡大”していたという経緯もあり、このまま“ハト派”に転じるかは不透明といわざるを得ません。
ただ“ドル買い/円売り”に関する安心感が、マーケットには漂っていただけに・・・?


◆ 波乱の芽は「ベッセント公聴会」・・・!?

本日は「ベッセント次期財務長官候補の上院公聴会」が予定されていますので、これが“波乱要因”となる可能性はゼロではありません。
ただそれまでは“もう一段の巻き戻し(円買い/ドル売り)”を意識しておきたいところです。
テクニカル的に意識されるのは、“週足・一目均衡表先行スパン上限(155.439円)”そして“大台”とほぼ重なる“12/3~1/10の38.2%押し(154.962円)”辺りか…?


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

158.195(1/14高値、1/10~1/15の76.4%戻し)
158.068(1/15高値、+1σ、大台)
上値5:157.749(1/10~1/15の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値4:157.402(1/10~1/15の50%戻し、20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)
上値3:157.055(1/10~1/15の38.2%戻し、大台)
上値2:156.728(1/15安値後の戻り高値)
上値1:156.626(1/10~1/15の23.6%戻し)
前営業日終値:156.471(-1σ)
下値1:156.000(大台)
下値2:155.932(1/15安値《年初来安値》)
下値3:155.672(-2σ)
下値4:155.579(ピボット1stサポート)
下値5:155.439(週足・一目均衡表先行スパン上限)
154.962(12/3~1/10の38.2%押し、日足・一目均衡表基準線、大台)
154.732(50日移動平均線、ピボット2ndサポート)
154.438(11/19安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

98.965(日足・一目均衡表先行スパン上限、+2σ、大台)
98.655(1/8高値)
98.538(週足・一目均衡表転換線)
98.424(1/9高値、100日/20週移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
98.337(+1σ)
上値5:98.195(1/10高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:97.951(1/14高値、日足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
上値3:97.888(1/15高値)
上値2:97.776(日足・一目均衡表転換線、20日移動平均線、週足・一目均衡表基準線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:97.490(日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:97.416
下値1:97.230(1/15安値)
下値2:97.165(1/13~1/14の50%押し、-1σ、ピボット1stサポート)
下値3:97.060(1/14安値)
下値4:96.989(100週移動平均線、1/13~1/14の61.8%押し、大台)
下値5:96.853(ピボット2ndサポート)
96.568(-2σ)
96.477(ピボットローブレイクアウト)
96.379(1/13安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

194.769(1/10高値、50日移動平均線)
194.380(日足・一目均衡表基準線)
194.165(1/7~1/13の50%戻し、50週移動平均線)
193.948(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
193.821(100日移動平均線)
193.516(週足・一目均衡表転換線)
193.185(1/13高値、-1σ、週足・一目均衡表先行スパン下限、1/7~1/13の38.2%戻し)
192.991(1/15高値、大台)
192.625(日足・一目均衡表先行スパン下限)
192.000(大台)
191.849(週足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:191.555
191.093(1/15安値)
191.000(大台)
190.830(-2σ)
190.075(1/13安値、20月移動平均線)
190.000(大台)
189.356(12/4安値)
189.000(大台)
188.088(12/3安値、大台)

《10:45》
《11:20、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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