◆ もう一段… - “155円前半”へ

前日の余波は続いており、昨日も「日銀1月利上げ」は囃されました。
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マネパ為替分析 日刊レポート

コラム連載 終了のお知らせ

マネーパートナーズによるコラム連載は、2025年2月28日をもちまして終了させていただくこととなりました。
各連載の最終回は次の日付となります。

実践トレーディング 2月28日夕版
マネパ為替分析 日刊レポート 2月28日
外貨投資 転ばぬ先の智慧 2月17日[終了]
YEN蔵の外国為替見聞録 2月17日[終了]
今週の為替相場、武市はこう見る 2月25日[終了]
為替大観 2月26日
暗号資産レポート 2月28日夕版
ゴールドレポート 2月28日夕版

最新の記事

“早めのポジション調整”を想定すべき局面…!?

2025年01月17日

◆ もう一段… - “155円前半”へ

前日の余波は続いており、昨日も「日銀1月利上げ」は囃されました。
一方でウォラーFRB理事は『インフレ沈静が続けば…』との前置きはあるものの、『年前半の利下げは妥当』『年3-4回利下げも有り得る』と発言しています。
この影響で「米追加利下げ」の思惑も再燃しており、米10年債利回りは“さらに低下(→4.58%)”しています。
このためドル円にも“下落圧力”がかかり、“155.100円”へとさらに下落するに至っています。


◆ 「明確な“155円割れ”の有無」が目先の分水嶺…?

こうなると「“155円割れ”の有無」がポイントになると見られる中、本稿執筆時にはすでに“154.965円”へと売り込まれる場面を見せています。
ただ“ストップロス”を絡めるには至っておらず、幾分ですが“値を戻して”いるのが実状といえます。
こうなるとまだ“下値メド”として意識されている可能性は高く、次なるは「明確な“155円割れ”の有無」がポイントということになりそうです。


◆ “上より下”が攻めやすいが、ただオーダー状況は“ビッシリ”…!?

“ドル買い”が溜まっている現状では、“上より下”の方が「短期筋は攻めやすい」というのが実状となります。
一方で「トランプ大統領就任式」を翌週に控えた週末ということを考えれば、“ポジション調整主体”と見るのが妥当な状況でもあります。
「米ブラックアウト期間(FRB関係者の金融政策発言自粛)」が明日から始まるスケジュール感を踏まえれば、攻めるとすれば本日しかないということになりますが・・・?

オーダー状況を見ると、“155円ライン”から下は「ドル買いオーダー」がびっしり並んでいるのが実状でもあります。
昨日記した“12/3~1/10の38.2%押し(154.962円)”を割り込んでいない状況では、まだ“上値の重さ”を引きずっているものの、“早めのポジション調整(円売り戻し/ドル買い戻し)”に備えるべきなのかもしれませんね。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

157.431(1/10~1/16の61.8%戻し)
157.260(20日移動平均線)
156.986(1/10~1/16の50%戻し、大台)
156.919(日足・一目均衡表転換線)
156.532(1/16高値、1/10~1/16の38.2%戻し)
156.396(-1σ)
上値5:156.079(ピボット1stレジスタンス)
上値4:155.990(1/10~1/16の23.6%戻し、大台)
上値3:155.525(-2σ)
上値2:155.439(週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値1:155.333(日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:155.136
下値1:154.962(12/3~1/10の38.2%押し、大台)
下値2:154.753(50日移動平均線)
下値3:154.647(ピボット1stサポート)
下値4:154.438(12/19安値)
下値5:154.157(ピボット2ndサポート)
154.000(大台)
153.764(12/3~1/10の50%押し、週足・一目均衡表転換線)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

97.888(1/15高値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
97.772(週足・一目均衡表基準線)
97.681(1/16高値、日足・一目均衡表転換線、20日移動平均線)
97.568(1/14~1/16の76.4%戻し)
97.490(日足・一目均衡表基準線)
97.331(1/14~1/16の61.8%戻し)
上値5:97.248(ピボット1stレジスタンス)
上値4:97.139(1/14~1/16の50%戻し、-1σ)
上値3:96.987(100週移動平均線、1/14~1/16の38.2%戻し、大台)
上値2:96.710(1/14~1/16の23.6%戻し)
上値1:96.529(-2σ)
前営業日終値:96.354
下値1:96.000(大台)
下値2:95.894(ピボット1stサポート)
下値3:95.808(12/19安値)
下値4:95.618(12/9安値)
下値5:95.521(12/6安値)
95.433(ピボット2ndサポート)
95.324(9/18安値)
95.000(大台)
94.706(9/17安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

193.272(12/30~1/16の38.2%戻し)
193.185(1/13高値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
192.991(1/15高値、大台)
192.684(日足・一目均衡表先行スパン下限)
192.586(-1σ)
192.000(大台)
191.932(12/30~1/16の23.6%戻し)
191.849(週足・一目均衡表基準線)
191.536(1/16高値)
191.000(大台)
190.079(20月移動平均線)
189.972(-2σ、大台)
189.000(大台)
前営業日終値:189.843
189.766(1/16安値)
188.088(12/3安値、大台)
187.411(9/19安値)
187.000(大台)
186.239(100週移動平均線)
186.000(大台)
185.823(9/18安値)
185.309(9/17安値)
185.000(大台)

《10:35》
《11:20、テクニカルライン追記》


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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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