◆ 日米双方から… - “円買い”そして“ドル売り”進行
下放れ…。
昨日は「毎月勤労統計」にて「実質賃金」が“2カ月連続増(前年比+0.6%)”となったことが、「日銀早期利上げ観測」を高めました。
一方で米経済指標は“連日の悪化”を示し、「米景気悪化懸念」さらには「米利下げ観測」も再燃しつつあります。
このため「円は最強通貨/ドルは最弱通貨」となり、米10年債利回りが“さらに低下(→4.40%)”する中、ドル円は“152.120円”へと下落しました。
さらに『0.75%に引き上げても実質金利は大幅マイナス』『25年度後半に少なくとも1%程度まで利上げ必要』との田村日銀審議委員発言も伝わり、本日に入って
“151.812円”へと急落しているのが実状となります。
◆ テクニカル的には“もう一段の下値模索”と見るのが妥当だが…?
“日足・一目均衡表の雲下限(本日は153.361円)”はおろか、“200日/100日移動平均線(同152.782円/152.684円)”を相次いで下抜いたことから、テクニカル的には“下放れ→さらなる下値模索”を示唆する形状といえます。
ただオシレータ系テクニカルはすでに“往き過ぎ”を示す中、不規則な「トランプ発言」にてムードが一変する可能性は残っています。
そうなると“ポジション調整”は応分以上の値幅をもたらす可能性も否めず、このまま“さらなる下値模索”と判断するのは…?
ファンダメンタルズの後押しもあり、現在は“上値の重さ”というよりも“下値模索”への期待(懸念?)が高まっている状況といえます。
ただ明日には「米雇用統計」そして「日米首脳会談」を控えているとなると、このまま“一方通行的”な動きは想定しづらいと考えておきたいところです。
たとえポジション調整であったとしても、応分以上の反発幅を伴う可能性を鑑みながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
154.455(2/5高値、2/3~2/5の61.8%戻し)
154.284(週足・一目均衡表転換線)
154.015(-1σ、2/3~2/5の50%戻し、ピボット1stレジスタンス、大台)
153.713(1/10~2/5の23.6%戻し)
153.556(2/3~2/5の38.2%戻し)
上値5:153.361(日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値4:153.000(大台、2/3~2/5の23.6%戻し)
上値3:152.939(20週移動平均線)
上値2:152.782(200日移動平均線)
上値1:152.684(100日/50週移動平均線)
前営業日終値:152.616
下値1:152.436(-2σ)
下値2:152.120(2/5安値)
下値3:152.000(大台)
下値4:151.820(週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:151.793(12/12安値)
151.672(ピボット1stサポート)
151.098(週足・一目均衡表先行スパン下限)
151.002(12/11安値、大台)
150.902(12/10安値)
◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン
97.334(1/29高値、ピボットハイブレイクアウト)
97.175(1/24~2/3の61.8%戻し、100週移動平均線)
97.004(20日移動平均線、大台)
96.943(1/31高値、ピボット2ndレジスタンス)
96.898(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
上値5:96.762(2/4高値)
上値4:96.599(2/5高値)
上値3:96.433(日足・一目均衡表転換線、2/4高値後の76.4%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:96.222(-1σ、2/4高値後の61.8%戻し)
上値1:96.000(大台)
前営業日終値:95.916
下値1:95.682(2/5安値、2/3~2/4の50%押し水準)
下値2:95.569(2/4安値、ピボット1stサポート)
下値3:95.440(2/3~2/4の61.8%押し)
下値4:95.393(-2σ)
下値5:95.128(2/3~2/4の76.4%押し、ピボット2ndサポート)
95.000(大台)
94.623(2/3安値、ピボットローブレイクアウト)
94.000(大台)
◆ ポンド円 抵抗・支持ライン
193.759(1/29高値、日足・一目均衡表基準線)
193.642(1/24~2/3の76.4%戻し、50日移動平均線、+1σ)
193.293(1/30高値)
193.163(2/4高値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
193.000(大台)
192.762(2/5高値)
192.394(2/4高値後の76.4%戻し)
192.184(20日移動平均線)
192.000(大台)
191.918(2/4高値後の61.8%戻し)
191.763(週足・一目均衡表基準線)
191.533(2/4高値後の50%戻し)
191.148(2/4高値後の38.2%戻し)
190.997(-1σ、大台)
前営業日終値:190.805
190.548(20月移動平均線)
190.287(2/5安値)
190.027(2/3安値、大台)
189.886(1/20安値)
189.692(-2σ)
189.321(1/17安値)
189.000(大台)
188.088(12/3安値、大台)
187.411(9/19安値)
187.122(100週移動平均線)
187.000(大台)
《11:15》
《11:55、テクニカルライン追記》
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