新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコCPIは下げ渋り】
4日に発表されたトルコの10月CPIは前月比2.88%、前年比48.58%となり9月の2.97%、49.38%から低下した。予想の2.61%、48.2%をともに上回った。
前月比で見ると食品、ノンアルコール飲料、衣料品などが上昇した。前年比でみると教育費と住宅費が上昇した。
市場ではCPIの低下が鈍いため今年の利下げはないとの予想が出てきている。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは34.1276~34.3602のレンジで0.03%の上昇となった。34.10~34.40のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.391~4.51円のレンジで0.2%の上昇となった。4.4円付近がサポートとなっており4.4~4.5円のレンジを予想する。
【南アPMIは3か月連続で50越え】
5日に発表された10月の民間部門PMIは50.6となり前月の51.1から小幅に低下した。ただ景気の分かれ目の50は3か月連続で上回っている。工業、卸売・小売では受注が拡大したが、建設業、サービス業がさえなかったことで全体の数字が低下した。一方で新規受注は増加の傾向が続いており長期の増加傾向が続いていることから好材料となっている。
連立政権の成立、停電が減ったことなど経済のサポート材料が維持されている。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは17.24~17.8143のレンジで0.48%の上昇となった。17.8ランド付近が短期的なレジスタンスとなっており17.20~17.80のレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は一時8.863円まで上昇したが、8.678円円で終了した。25日移動平均線が位置する8.6円付近を維持できれば8.6~8.85円のレンジを予想する。
【メキシコ物価上昇は減速中】
7日に発表された10月のCPIは4.76%の上昇となり9月の4.58%、予想の4.72%を上回った。コア指数は3.8%となり10月の3.91%から低下した。コア指数の低下はメキシコ中銀にとっては朗報で、利下げ政策は継続する可能性が高い。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは19.7511~20.7976のレンジで0.49%の上昇となった。トランプ氏勝利で通商問題がメキシコにとって不利になるということから一時20.7976ペソまでドル高ペソ安となった。ただその後は下落する局面もあった。20ペソ台前半はこれまでレジスタンスになっていたが、20ペソ台を維持すればペソ安が継続し20~20.80のレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は7.398~7.766円のレンジで0.13%の上昇となった。10月以降7.4~7.8円のレンジが続いており、引き続きこのレンジを予想する。
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