鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 148.00~150.00 |
ユーロ円 | 156.00~157.50 |
ユーロドル | 1.0430~1.0580 |
豪ドル円 | 94.00~95.50 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
先週のミシガン大消費者信頼感指数に続き、昨日発表された2月の米消費者信頼感指数も98.3と100を下回り、昨年6月以来の低水準となるなど、米景気後退懸念が浮上している。トランプ大統領の関税政策、移民問題などが重荷となっているなど、労働市場への影響は避けられないとの見解が少なくない中、物価上昇と景気減速懸念を踏まえたスタグフレーションも意識せざるを得ないだけに、米経済も折り返し地点に向かいつつある。また短期金融市場ではFRBによる年内2回利下げを完全に織り込み始めており、米債券利回り低下を促している。米2年債利回りは4.1%割れになるなど、遅かれ早かれ4%割れも視野にあるだけに、市場心理としても米金利の優位性が損なわれるため、リスク回避姿勢はドル売りが優先されやすい相場環境にある。
一方、ドル円は米債券利回り低下が嫌気される中、ドルロングを手仕舞う動きが優先されている。米10年債利回りが4%台で高止まりするかは懐疑的であるだけに、相対的にはドルの戻り売りに比重を置いた方が一考であろう。引き続きレンジ幅ドル円148.00~150.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルはECBの利下げ観測は織り込み済みではある中、米債券利回り低下を背景に底堅い展開が予想されており、再び1.05台を回復している。ただ独自の買い材料が希薄なだけに、高値掴みには要注意であろう。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0430~1.0580を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、148円前後から押し目買いと共に、150円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.04台半ば前後から押し目買いと共に、1.05台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円150円台における上値の重さを意識し始めており、現状では同レベル前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は149円割れから押し目買いを随時実施しているが、現状では148円前後を視野に同レベル前後から押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、節目のユーロドル1.05台を回復しており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続き直近のレンジ幅を重視し、1.05台半ば以上からナンピン売りと共に、1.04台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円148円前後ではロング、150円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は156円前後から押し目買いと共に、157円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は94円前後から押し目買いと共に、95円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 147.50 | 150.30 |
ユーロ円 | 155.50 | 158.00 |
ユーロドル | 1.0380 | 1.0630 |
豪ドル円 | 93.50 | 96.00 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
市場のストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 147.50 | 150.30 |
ユーロ円 | 155.50 | 158.00 |
ユーロドル | 1.0380 | 1.0630 |
豪ドル円 | 93.50 | 96.00 |
現在のポジションン
ドル円ロング | 50,000 | ☆148.80(SL148.00売り) |
ユーロドルショート | 50,000 | ☆1.0500(SL1.0580買い) |
2025年2月収支経過(03~26日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | -¥25,000 | |
ユーロ円 | +¥120,000 | |
ユーロドル | ||
豪ドル円 | +¥115,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 150.30(SL150.80買い) |
ドル円買い | 50,000 | ☆148.80(SL148.30売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 157.50(SL158.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 155.80(SL155.30売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0550(SL1.0600買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0420 |
豪ドル円売り | 50,000 | 95.80(SL96.30買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 94.00(SL93.50売り) |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 149.70(SL150.30買い) |
ドル円買い | 50,000 | 148.00(SL147.50売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 157.50(SL158.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 156.00(SL155.50売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0580(SL1.0630買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0450 |
豪ドル円売り | 50,000 | 95.50(SL96.00買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 94.00(SL93.50売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。